【2012夏沖縄八重山珍道中】7/12・黒島の海以外を堪能するの巻
さて。
灯台見学のあとは島の中央部付近にあるという展望台を目指すべく自転車を走らせた。
カントリーロード♪とか口ずさみたくなるような長閑な道。
ところで、冒頭にも書いたが黒島は別名牛の島ともいう。
牛の数(2,987頭(2010年現在))は島民数(226人(同))に比べ優に10倍以上を誇り、島の道を走ればこれでもかというほど牛さんにお目にかかることができる。
みんな日陰に避難している。
このくそ暑い中日向を走り回るのは阿呆の人間くらいのものである。全くのところ。
そんな中、遠く蠢く怪しい影一つありにけり。
アップで見てみよう。
なんとこいつ、野良孔雀なんである。
なんでもリゾートに観賞用として持ち込まれたインドクジャクが続々脱走し、あれよあれよという間に生めよ殖やせよ地に満てよと繁栄?したものであるらしい。
最近では聊か数が増え過ぎ、牛の飼料やら希少な在来種やらを食べてしまうため積極的に駆除が行われていると聞く。
その割には私が見た野良孔雀はこの一羽だけであった。
駆除が功を奏しているのかしらん。
そうこうしているうちに島の集落に到着した。
郵便局ですよ
シーサーも暑そうだこと
少しぶらついてみたが、民宿や食事処と思しき家屋の他は人の気配もなく静かであった。
やはりこんなくそ暑い中走り回るのは阿呆のやまとんちゅ位のものなのであろう。
ここで昼食を摂るつもりであったが、暑さとカメロンパンのせいで何も食べる気になれず、水分補給のみで集落を後にした。
次の目的地はここ。
かように道の真ん中に唐突にどどんと突っ立つ奇妙な建築物こそが黒島の展望台である。
海は余り見えずお世辞にも絶景とは言い難いが、草原のだだっ広い眺めは楽しめる。
しかしまたなんでこんなところに展望台作ったんだろ。
「こんなところ」の位置関係が分かる写真。
当に道の真ん中にずぼんと突っ立っている訳である。
しかしこの眺め自体はなかなかに面白い。
最後に向かった黒島観光スポットは伊古桟橋である。
戦前に作られたものらしいが、今は使われておらずところどころ崩壊している。
竹富の西桟橋と(風貌も素性も)似ているが、此方の方が崩壊レヴェルが高い。
こんな感じ
しかし、崩壊していようがなんだろうが、南の遠浅の海に伸びた桟橋の眺めというのはよいものだ。
その桟橋からの風景もまた絶品。
突先部分で夢中になって写真を撮っていたら、後ろでがしゃーんと音がする。
何ぞと振り向くとあら大変、我がレンタサイクルが風を受けて倒れカゴの中の荷物が全て海に投げ出されているではないか。
ぎゃーと喚きつつ(誰もいなくてよかったこと)己にこんな瞬発力があったのかと我ながら感心するほどのスピードですっとんでいき、結果あわや流されそうになった荷物をすべて救出することに成功した。
中にあった荷物が皆濡れても平気なものばかりだったのは幸いであった。
(今年の2月に引き続きカメラ水没させてたら泣いてたよ私は)
これにて黒島観光は終了。
さて帰るべなと時計を見ると、帰りの石垣行きの船の出航時間、13時40分までにあまり間がない。
わあ急げ急げと炎天下の中競輪選手並み(気持ちは、ね)にしゃしゃしゃしゃしゃーと島道を疾走し、なんとか間に合った。
おかげで翌日から内太ももの筋肉痛に悩まされチャップリン並みのガニ股で歩き回る羽目になるのだがそれはさておき。
待合所で黒島名物牛の置物などを買い(その写真は此方の記事に掲載)、再び船中の人になったのであった。
つ づ く よ ん
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