2012年初夏ぶらり沖縄(その4)
さて伊江島、お次の観光地は湧出である。湧出と書いてワジと読む。
島の北側には見事な断崖絶壁が続くのだが、海岸際に真水の湧き水があり昔の島人はここまで水を汲みに来ていたのだという。大変なことだ。晴れていればさぞかし海の色も美しかろうと思ったが、ないものねだりをしても詮方ない。
この後はいよいよタッチュー登山である。正式名称は城山(ぐすくやま)であるが島外の人はタッチュー(塔頭、だろうか)と呼ぶそうだ。
オフスクレープ現象(古い岩盤が新しい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象、だそうだ。なんだか痛そう)とやらによって形成されたらしく、今まで確認されている中でこの現象によって作られた造形物は全世界で唯一、このタッチューだけなのだという。(伊江島HPより)
その出自もあってか、ホットケーキのように平たい伊江島に唯一すくっと聳えるこの岩山の印象は唐突且つ異様である。
船から見た伊江島
この山の上には展望スペースがあり、それを目指しバスツアーの皆と一緒にえっほえっほと登った。
結構な急勾配で普段運動不足の身には非常に堪えたがなんとか登頂を果たした(大袈裟な)
景色は勿論絶品。天気が良ければ昨日訪ねた瀬底島まで見えるらしい。
この展望スペースには写真の通り柵もなければロープもない。その分一層眺めは素晴らしいのであるが、子供たちがちょろちょろすると今に落っこちるんじゃないかと傍目から見ていて危なっかしくて仕方がなかった。
降りた後はクールダウンにかようなものを食した。
この後はハイビスカス園に行ったが詳細(などそもそもないのだが)は割愛。久米島のハイビスカス園の方が品種も株も多かったように思う。しかし世の中には色んなハイビスカスがあるものだ。
なんとこれもハイビスカスらしい。
以上で観光は終了。案内に運転をして下さったおじさんとお別れして、いよいよメーンエベントのゆり祭りへと向かった。
GW時期に行われるゆり祭りには例年沢山の観光客が訪れる。(NHKナレーション風に)
会場に到着し、まず目に付くのは大小様々の白いゆりのカーペットである。
確かにこの白い軍団には「おおっ」と圧倒されたが、私は花より団子原理主義者であり且つ時既に昼時であったので、とりあえず居並ぶ屋台でタコライスと伊江牛コロッケをゲットした。
どちらも旨かったが、こういったご当地肉系コロッケのご多分に漏れず、この伊江牛コロッケもどこに肉あんねん的じゃがいも9割9分ほくほく系コロッケであった。これはこれで勿論美味しいのだが、売価を多少吊り上げても文句言わないのでもう少し肉を前面に押し出せばいいのになあと思う。
これらを平らげさんぴん茶を飲んでいたら(この先も運転せねばならないのでアルコホルは嗜めぬのであった)ぱらぱらと雨が落ちてきた。
なので早めに退散することにした。何せこちとら食い物原理主義者なので、食べるもの食べられたら結構満足なのである。
そういう訳でフェリーターミナルにだいぶ早く着いてしまうこととなったので、土産物をじっくりと見て回った。伊江産黒糖を使用したラム、伊江ラムやら伊江ラムをつかったキューバリバーとモヒートなどを購入。相変わらず酒ばかりなのが我ながら自分らしいことよと己を寿ぐ。
つづくよ
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