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信州旅行記(一日目-1・安曇野到着。)

10月も終わりの金曜日。
朝早くに出立し、まずはJR京都に向かう。

今回の旅の連れは母上だ。
よって、私めが二人分の荷物が詰まったスーツケースを運ばねばならない。
朝のラッシュのK電車やらK電車を乗り継ぎ、エスカレーターなきホームの階段をスーツケース担いでうおりゃー!と登り、やっとのことで新幹線のりばに辿りついたのは発車時刻30分前。
流石いらちの浪速の母娘だ。

こうなりゃ一本早めるかとも思ったが、みどりの窓口は例によって大行列だったので(もう21世紀だってのにあれ、なんとかならないんですかね)おとなしく待合室で二人並んで腰かけ朝ごはんのパンをあむあむと食す。
ドンク(だったな、確か)のわさびフランス、なかなかに旨かった。
わさびフランスといってもフランスパンにわさびを練りこんでいる訳ではなく、明太フランスよろしくお腹の切り目にわさびマヨネーズを詰めて焼いたものなのだが、このマッチングがかなりいけるのである。
なのに母上、最後の最後に肝心のわさマヨ部分をぼったりと落とす。あーあ。

そうこうしているうちに東京行きのぞみが滑り込んできたので、慌てて乗り込む。
毎朝毎朝、その性質から致し方ないとはいえ蹴り飛ばしたいほどスローモーなモノレールに乗っている身にはのぞみの速さは殆ど驚異的に映った。
またここんとこ、長距離異動は飛行機ばっかりなので余計に「列車の速さ」というものが新鮮に思えたということもあるのだろう。
本当は今回も飛行機で行きたかったのだが、なんたることかJALの例のあの騒動で大阪ー松本間の便が昨年を持って運行中止(廃止だろうな、実質)となってしまったのだ。
あのクラシカルなプロペラ機(YS-11だったか?)、好きだったのになあ。

という訳で今現在、我ら畿内の民が長野は松本に行くには車か列車で行くより方策はない。
最短行路は名古屋まで新幹線/名古屋から特急しなの号に乗車するルートだ。
今回、我々もこのルートを辿っている。
列車にはワイドビューという愛称?がついているが、特に窓がでっかい訳でもなく至ってフツーのJR特急車両である。
この列車が木曾の山の中、旧野麦街道をくねくねとひた走るのである。

途中、浦島太郎がここで玉手箱を開けたという岩、「寝覚の床」を車窓より臨む。
なんでも浦島くん、ここいらの出身らしいのだが、この山奥では海岸で亀いじめの子ども達を諌めるというシチュエーションはちょっと考えにくいのではあるまいか。
しかしながら、この岩の上には「浦島堂」てなものまで建立されているらしい。
そこまで既成事実にしてしまえば、話の肝である筈の海の有無など問題にならなくなるのですな。なるほどね。

とまあそんな深山の中を行く我がワイドビューなのだが、生憎曇りがちで空模様は余りすっきりとせず、また猛暑の影響か紅葉も殆ど進んでおらず、よって折角の車窓の景色もぱっとしない。
そんな訳でさほど風景を眺めるでもなく本を読んだり、うとうと眠ったりしているうちに松本に到着した。
駅から100mの駅レンタカー(便利ですね)で茶色のN産「キューブ」を借り(母曰く、「でっかいチョコレートみたいな車ね」と)、一路安曇野を目指す。
途中ETCを忘れていたという失策が判明したが、高速はIC1つ分しか乗らないし渋滞も皆無だったのでさしたる痛痒は感じなかった。

さて、2年と少しぶりの安曇野である。
前回は新緑の季節に訪れたのであったが、秋真っ只中の今回は当然ながらがらっと雰囲気が変わっていた。
家々の庭先には申し合わせたかのように柿の木があり、たわわに実をつけている。
あの柿ほしーなー、一つ二つ取っちゃだめかなあーという母を、ありゃあ渋柿だから干さないと食えたものじゃござんせんよと「すっぱいぶどう」方式でいなす。
(ちょっと違うけど)

つづくよ

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