信州旅行記(2日目-2 もう一度お気に入りの場所へ。)
さてさて快晴の朝、元気に出発した我々母娘がまず向かったのは、昨日の夕方にも訪れた長峰山であった。
昨日はご案内の通り天気がいまいちだったので、快晴と相成ったこの日にもう一度訪れておきたかったのである。
で、晴れた日の頂上の眺めがこれ。
やはり全然違いますね。
くねくねワインディングロードを都合二回も往復した甲斐もあるってなものだ。
因みにこの日はドライブ客は多く見かけたものの(お陰で行き違いに何度かおっかない目にあった)、松茸採りと思しき人々の姿は見なかった。
母も前日に松茸充したからかとんと松茸松茸と言うことはなくなった。善き哉。
景色を堪能した後は再び高速を飛ばし、松本に戻った。
この日は上高地に向かう予定なのである。
まずは今晩泊まるシティホテルの前で荷物と母を降ろし、私はそのまま車を返しに行った。
あとで上高地へのバスが出るターミナルで合流しようという算段なのだ。
方向音痴の母には前もって地図を渡し、こんこんとホテル→ターミナルへの道順を説いて聞かせておいたのでこれだけやってりゃばっちり、と思いきやいつまでたっても待ち合わせ場所に母は現れない。
おまけにじゃんじゃん電話をかけてもちっともでやしない。
(母は携帯を携帯してはいるが、その携帯は専らご本人がかけるの専用であり、此方から幾らかけても滅多にとってはくださらないのである)
やきもきして先に上高地バスのりばに行ったところ、おおなんたることか凄まじい長蛇の列ができているではないか。
この直行バスは一日二本しか出ず、しかも私が乗ろうとしているのはその二本目、即ち最終バスなのである。
ツレは来ないしバスに乗れるのかどうか分からぬしでおたおたしていたら、やっとのことでふらふら母が現れた。
何してたんと詰問したところ、やっぱり道に迷っていたらしい。
携帯はどうしたというと、そういやそんなものもあったわねえと仰る。
呼び出したのに何故気づかぬと咎めると、そんなもん気づくわけないじゃないと胸を張って答える。
「…もうええわ。
それにしてもこの行列、どうよ」
「これ、乗れるのかしらねえ…」
「少なくとも、ここにどれだけ大型のバスが来ても座れる気がしないわ」
「…もしかして、立たせるのかしらん?」
「んなアホな。所要1時間半で、しかも上高地行きのワインディングロードやで。
そんなんしたら死屍累々ですぜ」
そうこう言っているうちにバスが来た。
大型ではあったが、やはり懸念通り列の半分くらいまでしか乗車できない。
どうなるんだろう、まさかしれっと積み残し?とおたおたしていたら(この日は何かとおたおたすることが多かった)、ほっとしたことに続いて臨時バスがやってきた。
ばんざい。
(まあこれだけ人がいれば置いていくことはなかろうが)
おかげで出遅れたにも関わらず、運良く前方の席に陣取ることができた。
つ づ く ん だ よ
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