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沖縄・八重山旅行記(波照間編・其の六)昼ごはんに波照間村落、そして私を襲った異変。

さてさて。

最南端を堪能したのちは、お昼ごはんを食べるべく一端村落に戻ることにした。

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その途中で見かけた波照間空港。
ターミナル(って呼んでよいのやら)の中には人の気配もなく、どうも定期便等が飛んでいる雰囲気ではなかった。
それに、

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少し侘しい気分になりつつ村落へ。
お昼はペンションの一階「浜シタン亭」で食べることにした。

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ランチおすすめはあんかけ焼きそばだったが、波照間まで来てあんかけ焼きそばでもあるまいと定番ソーキそばを注文することにした。

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うん、すっごく普通だった。
(ほめてもけなしてもいないよ)

さてさて。
丁度このそばを食べ終える頃、私は体がものすごくだるいことに気がついた。
頭もなにやらくらくらするようだ。
そしてなにより、眠くて眠くて仕方がない。
このまま暫くお店に居座って休みたいとも思ったが、そば一杯で粘るのもどうかと思い、また折角だからしっかり観光せねば!といういつもの旅先貧乏性も発動したので、食べ終わるとすぐそそくさと店を出た。

だがしかし、やはり体の具合は思わしくない。
足はふらつくし、手にも力が入らない。
車の中で仮眠しようとも思ったが、何せ9月の波照間、そんなことしようものなら熱中症で死んでしまいかねない。

この突然の体調の異変は、実は人為的なものであった。
ちょっと尾篭な話になってしまい申し訳ないが、実はこの日の朝、私は少々おなかを壊していた。
そこでおなかの薬を飲んだのだが、さらにピルユーザーでもある私はそれに加えピルをも追加服用していたのであった。
(ピルは吸収力が弱い薬なので、おなかを壊したりすると追加服用せねばならないのだ)
そして更に、前述の通り船の前に船酔い止め薬を飲んだという次第である。
このような無茶な薬の服用が体にいい訳がない。
しかも、この日は旅行三日目で疲労もピークに達していた。
つまり、この午後、私は薬に体力消耗のダブルパンチをまともに食らったのであった。
ああ、いつまでも若くないのだから、いくら旅行だからといって浮かれて無茶をしてはいけないな。
と回らぬ頭で激しく後悔したのであった。

とは分ってはいても、今更後悔したってどうしようもない。
うう。
とりあえず、横になって休みたい。
でもホテルははるかかなたの石垣島だ。
またもや回らぬ頭で暫く考えた後に私が向かったのは、先ほど訪れたニシ浜であった。
この際の車の運転も相当覚束なかったが(危ない話ですが)、この時はしみじみ本当にレンタサイクルにしなくてよかったと思ったことであった。
あの時の体調で自転車で回っていたら、確実に行き倒れていたと思う。

気息奄奄で辿り着いたニシ浜は、午前の荒波とはうって変って穏やかな形相を見せていた。
海辺で遊ぶ人もぐんと増えている。
そんな楽しそうな人々を横目に、私は荷物を抱えふらふらと浜辺を歩いて行った。
そして比較的日陰の場所を見つけ、そこにレジャーシートを敷き帽子を顔に乗せカメラを抱え(盗られちゃ困りますからね)こんこんと眠ったのであった。
#さぞかし怪しかったことかと。

はっと目が覚め時計を見ると、30分程時間が経っていた。
ありがたいことに、だるかった体は嘘のようにすっきりとしている。
しかし、日陰とはいえ最南端の浜辺で寝ていただけあって体は汗だくであった。
うう、気持ち悪いなあ。
と思いつつ起き上がると、目に飛び込んできたのは心に染みいる程碧いニシ浜の海であった。

よっしゃ!
ひと泳ぎして汗を流そう!!

がばと飛び起きた私、海に向かってうひゃひゃひゃひゃーと走っていった。
わーい、海最高!
#本当、さぞかし怪しかったことかと。
##因みに、うひゃひゃひゃひゃーは実際には言ってませんよ。念のため。

てな訳で。
暫し綺麗な海と戯れ元気百倍となったゲンキンな私、再び村落に戻ってみることにした。
その模様は  ま た つ ぎ で

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