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メディカル枕に天津飯。

標題を見て、
「おお、これはまた斬新な。枕から天津飯にどうやって話が繫がるのだろう」
と期待なさった方ごめんなさい。
今日のお題は「メディカル枕」と「天津飯」の2本です。
要は、二つの話は全くもって別物ということです。
悪しからず。(何が?)

【メディカル枕】

皆様ご存じ、「通販生活」の「ピカ一辞典」堂々第一位の品といえば、このメディカル枕である。
「肩こりに悩んでいたが、この枕を使ってのちはみるみる解消された」
「不眠症が軽減された」
などという声が後を立たない霊験あらたかなありがたい枕なのだ。

ここでも再三書いているとおり、「輝け!日本肩こり大賞」にノミネート、かつ上位入賞を果たす自信大ありの強烈こり肩に日々悩まされている私にとってはこの品は非常に魅惑的なものであった。
しかも、私が一番肩こり、かつ首こりに苦しめられる時間帯は朝。
ということは、この肩こり、枕が原因である可能性大である。

てな訳で、早速注文してみましたよメディカル枕。
FAX送って首を長くして待つこと1週間強、とうとうそいつはやってきた。
配達時は嵩を減らす為真空パックでやってくるので、使う12時間(!)前までには封を開けておかねばならない。
さて12時間置いておいたものを見たところ、何の変哲もない大き目の枕である。
寝てみると、真ん中が柔らかく端っこ(周辺)が硬い。
感触は悪くないが、とにもかくにも枕である以上一晩寝てみねば何ともいえまい。
そこで、昨晩早速使ってみた。
一晩経って目覚めると、なんと!!!















いつもどおり肩こってました














うーん、ま、そりゃそうですね。
この10数年苦しめられている我が持病が一介の枕を一晩使った如きで雲散霧消すると期待するだけ馬鹿というものである。
ちなみにこの枕、2週間までお試しできるそうなのでこの期間ぎりぎりまでは使ってみようと思う。
なので、まだ代金は振り込みません。うひゃひゃ。
皆様におかれましては、2週間後の当ブログを楽しみにしておいてください。

【遥かなる天津飯】

昔々、それはまだ私が現役ばりばり女子大生だったころ。
我が大学(にして現我が勤め先)の生協食堂には、午後2時になると登場するスペシャルメニューがあった。
それは何あろう、天津飯である。
味はまあ、生協食堂であるからしてとりたててどうっちゅうことはないのだが(生協さんごめんなさい)、
「午後2時からの特別メニュー」というよく分からない限定性のため、
この天津飯には、いつでも食べられるカレーライスやらきつねうどんやらA定食やらとは違った魅力があった。
という訳で、3限(13:00-14:30)、4限(14:40-16:10)はないのに5限(16:20-17:50)はあるといった
何とも気だるい昼下りなどには、よく友と連れ立ってこの天津飯をありがたく食していたものであった。

で。

この天津飯なのだが、皆様このネーミングの由来をご存知であろうか。

「…そんなの分かりきってるわ。中国の天津の名物料理なんでしょ」

なんて思われている方、甘い甘い。
仮に、天津で
「天津飯知ってますか?」
と聞いたならば、殆どの人が知らないと答えるという。
若い世代なら「知ってる知ってる!」と言うやも知れぬそうだが、
きっとその後に、










「あの、3つ目のすごいヤツでしょ??」












と目を輝かせて仰る、らしい。

#なんでも、天津のローカルテレビで最近まで「ドラゴンボール」を放映していたんだそうな。

という訳で、天津、及び中国では「天津飯」というものは全くもって知られていないのである。
では何故、あのご飯の上に蟹玉をのせ、更に上からとろりと餡をかけた丼が「天津飯」と呼ばれるに至ったのであろうか。

それは、一にも二にも、天津が対日本(とは限らぬが)輸出量が非常に多い港湾都市であったが故なのである。
(「あったが」と過去形にしたが、実は今も尚、彼の地は中国北方最大の対外開放港である)
では、そのことが何故「天津飯」発祥の由来となるのか。
それには以下、二つの説がある。

1.天津飯が生まれた当時(これが何時なのかは調べ不足にして分からなかった。恐らく戦前と思われるが)、
その輸出量の多さ故、「天津」は即ち「中国風」を表す語であった
→蟹玉が乗った丼ってなんか中国風じゃん
→じゃあ「天津」飯だ


2.天津飯が生まれた頃(だからこれが分からないんです。ごめんなさい)の日本の卵は、
大半が中国産で天津港から日本に輸出されていた
→中華風の卵料理は「天津~」と呼ばれるようになった

まあ、この説は1説と大して変わらないのだが、その昔卵が大部分中国からの輸出に頼っていたというのは
少々驚きである。
同時に少々信じがたいので、真否の程は後日じっくりと調べてこの場でお知らせしたいと思う。
(忘れている可能性大だが)

という訳で。
「1」説、「2」説はどちらも天津が港湾都市であることをベースに論じていつつも、結論は多少異なる。
即ち、「2」説が「卵」単種の輸出量の多さに注目しているのに対し、「1」は天津の一般的な輸出量の多さに注目しているのである。
どちらが正しいのかは分からないが(恐らく両方真なのだろう)、皆様ご存じのかの「天津甘栗」は当に上「2」説のような経緯で名づけられたものである。
そもそも天津では栗は殆ど取れない。
では何故、「天津」甘栗なのか。
実は栗の名産地として有名なのは、天津のお隣、河北省である。(特に万里の長城の山麓付近)
この河北省に近い港湾都市であった天津は、自然、栗の集積地として名を馳せるようになった。
故に、天津より運ばれた「甘栗」を日本では「天津甘栗」と呼び習わすようになったそうである。

因みに中国ではあの甘くて香ばしい栗のことを一般に「糖炒栗子」と言うらしい。
(しかしながら、一応「天津甘栗」でも通じるんだそうですよ)

何はともあれ。

皆様におかれましては、ゆめ天津に行かれましても「天津飯」をオーダーなさいませぬよう。
ですが、「蟹玉」は一応あるようなので
(「芙蓉蟹蛋」。簡体字でも繁体字でも同じ。読みはfurongxiedan)
中国語が堪能な方におかれましては、


「ご飯に『芙蓉蟹蛋』をのっけて、その上からとろーり餡をかけてくださいな」


とご注文なさると、或いは天津飯(に似て非なるもの)にありつけるかもしれません。

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